アジア映画 インド版砂漠の冒険「パパム・パシヴァドゥ」 前回紹介した映画『砂漠の冒険』 このリメイク版が インド・テルグ語で製作されました。 その名は『パパム・パシヴァドゥ』 訳して『無垢な子供』です。 この映画は 1972年に公開され インドで大ヒット!! いったいどんな映画なのでしょう? 1 映画のメインは”お家騒動” インド映画らしいですね。 ”お家騒動”がメインです...
アフリカ映画 砂漠の冒険_超トラウマ教育映画 『砂漠の冒険』? いったい誰がこんなタイトルをつけたのでしょう? しかもキャッチコピーはこうです。 キャッチコピー この冒険の時代! わずか8歳の少年と小犬が やけつく大砂漠を突破 これは友情と勇気に あふれた感動の物語! って、オイオイ!! 何言ってるの この映画の原題は 『Lost in the Desert』 つ...
ヨーロッパ映画 親愛なる日記_ナンニ・モレッティ 親愛なる日記。 これは ナンニ・モレッティ監督自身が登場し 自分の体験や感想、意見などを 自由な形式で述べた シネマエッセイなんです。 面白いものを作りましたね。 映画は、3部構成になっています。 まず、第1部は ベスパに乗って ベスパとは、 1946年に登場した イタリア製の小型スクーター イタリア語でスズメバチを ...
邦画 ウンタマギルー_琉球民族の伝え ウンタマギルーとは何でしょう? これは、沖縄の西原町に伝わる 民話「運玉うんたま義留ぎるー」のことなんです。 西原町と与那原町の境にまたがる 運玉森ウンタマムイを拠点とする義賊なんですね。 でも、民話「運玉うんたま義留ぎるー」は 18世紀の初頭に活躍した義賊 今回の映画は 戦後アメリカ統治下が舞台です。 西原親方の製糖...
ヨーロッパ映画 カニバイシュ_マノエル・ド・オリヴェイラ マノエル・ド・オリヴェイラ監督の 映画「カニバイシュ」 カニバイシュとは何でしょう? この映画の原題は ポルトガル語で「Os Canibais」 訳して「人食い人種」です。 つまり カニバリズム映画なんですね。 カニバリズム映画で思い出すのは 「食人族」(1980年)でしょう、 「地獄の謝肉祭」(1980年)、 「豚小...
西洋絵画論 ジャック=ルイ・ダヴィッド ジャック=ルイ・ダヴィッド (1748~1825) 新古典主義の 代表的画家です。 ダヴィッドが活動していたフランスは、 激動期で、フランス革命や ナポレオン帝政の時代でした。 ダヴィッドは、 芸術家の枠を超えて 政治にも関わり 時の独裁者もとで実力を発揮し 「筆のロベスピエール」と呼ばれたり 「帝国における騎士ダヴィ...
アメリカ映画 ナポレオン_リドリー・スコット リドリー・スコットのナポレオン 19世紀初頭に フランス皇帝になった ナポレオン・ボナパルト(1769~1821年) の伝記映画ですね。 こういう伝記物ものは、 その人物を知らないと 映画を見ても 面白くもなんともない。 特に”ナポレオン”はヨーロッパでは 知られているかもしれないけど 日本では ナポレオンの物語を知っ...
ヨーロッパ映画 ワーテルロー_ナポレオン最後の戦い ワーテルロー。 これは1815年に行われた。 ワーテルローの戦いを描いた映画です。 ナポレオン最後の戦いとも言われています。 この映画を製作したのは、 なんと フランスではなく、 イタリアなんです。 しかも ソビエト連邦国まで加わって 壮大な映画になっています。 なんたって社会主義の国が作る映画は、 極端に言うと国民が...
西洋絵画論 ナポレオン_新古典主義~ロマン主義へ フランス革命戦争を終結した ナポレオン・ボナパルトは、 1804年に フランス皇帝として戴冠した後 今度は ヨーロッパ全土にわたる 征服戦争を展開しました。 なぜ、ナポレオンは 征服戦争を始めたのでしょう。 ここでは、 ナポレオンの戦争と 彼の思想によって 変貌するアートを見てみましょう。 ナポレオンの家系 ナポレオン...
ヨーロッパ映画 ナポレオン_アベル・ガンス アベル・ガンスの「ナポレオン」 ナポレオン・ボナパルトは 18世紀末から19世紀初頭にかけて活躍した フランスの政治家・軍人です。 この映画は ナポレオンの幼少期から 1797年(28歳)の イタリア方面軍司令官時代までを 映像化! 3時間55分の見ごたえある作品でした。 ナポレオン・ボナパルトは 1769年にコルシカ...
西洋絵画論 タリアン夫人_レカミエ夫人_ジョゼフィーヌ タリアン夫人、レカミエ夫人、ジョゼフィーヌ! フランス革命から ナポレオンの時代になるまで つまり 1794年のロペスピエール失脚から 1804年のナポレオン第一帝政まで フランス史では 総裁そうさい政府(1795年~1799年) 統領とうりょう政府(1799年~1804年) の時期がありました。 そして その統領とう...
西洋絵画論 サビニの女たち_ルイ・ダヴィッド 古代の戦争画です。 でも、不思議です。 何故か中央に 白い服の女性が 両手を広げて 仲介に入っています。 こんなことがあるのでしょうか? この絵のタイトルが 「サビニの女たち」です。 サビニとは 古代の部族、 サビニ人のことを言います。 イタリア半島の ティベリス川一帯に 住んでいた部族です。 「サビニの女たち」とは ...
日本史 縄文時代は、いつから?何年前? 縄文時代とは、旧石器時代の後、 いまからおよそ1万3千年前に始まり 約1万年続いた時代を指します。 縄文という名前の由来は、 この時代の土器が 最初に見つかった時に 縄を使ってつけられた文様があったので 「縄文」と名づけられました。 縄文土器の 文様を作ろう! - 狭山市 縄文時代は 世界史の枠組みで言えば 新石器時代...
ヨーロッパ映画 ダントン_アンジェイ・ワイダ ダントン 誰でしょう この人ね フランス革命で活躍した 代表的な政治家(革命家)なんですね。 前回の記事 「マラーの死」 にも出ていた人物です。 山岳派の指導者 ダントン、マラー、ロベスピエール の3巨頭の話をしましたね。 マラーは前回の記事で 暗殺されてしまいました。 ロベスピエールについては 他の記事にも何回か出て...
西洋絵画論 マラーの死_フランス革命Ⅳ フランス革命を描いた絵画 第4回 今回は、殺人現場の絵です。 男が上半身裸になっています。 そして下半身は何かに 入っている様子です。 右手に羽ペン 左手に筆跡のある紙をもっています。 何か書いていたみたいです。 そして右鎖骨の下に切り傷の痕 血が出ています 床に、そのナイフが落ちています。 彼は両手がふさがっています...
西洋絵画論 自由か死か_フランス革命Ⅲ フランス革命を描いた絵画 第3回 今回は、この奇妙な絵からです。 中央に頭から炎が出ている 天使がいます。 向かって左には 不思議な物をもった女性... 女性の頭には☆があります。 向かって右には 骸骨が... 💀は死神でしょうか? この絵のタイトルは 「自由か死か」です。 選択です。 そうなると どう...
ヨーロッパ映画 ベルサイユのばら_ジャック・ドゥミ キャッチコピー オスカルが帰ってくる 軍服の下に 真紅の情熱をひめて 前々回の 「テニス・コートの誓い」 そして 前回の 「バスティーユ牢獄の破壊」 となると もう、これを見るしかないですね。 そう 『ベルサイユのばら』です。 ルイ15世末期から アントワネット処刑までを描いていて 主人公のオスカルは バスティーユ牢...
西洋絵画論 バスティーユ牢獄の破壊_フランス革命Ⅱ フランス革命を描いた絵画 第2回 今回は、大きな建物が主役です。 この建物は、 かつてパリの東側を守る要塞として 1370年に建てられたものです。 建物の名はバスティーユ(Bastille) フランス語で「要塞」を意味します。 この「要塞」が、 1659年以降、 洲の刑務所として使われ バスティーユ牢獄ろうごくとなり ...
西洋絵画論 テニス・コートの誓い_フランス革命Ⅰ 歓喜の絵です。 そして 理想の絵です。 ここでは、 議会政治のもとで 立憲君主政という政体を樹立した 新しいフランスが描かれています。 しかし、 未完に終わっています。 なぜって? この絵の通りにならなかったからです。 逆に 血で血を洗う フランス革命になっていまいました。 一体、 「テニス・コートの誓い」とは 何なの...
西洋絵画論 息子の遺骸を迎えるブルータス_ルイ・ダヴィッド この絵を見て まず目が行くのは、3人の女性です。 そして、 女性が差し出す手の先に 担架たんかで運ばれてる足 その下に くらい場所で 一人の男が こちらを見て座っています。 この絵のタイトルは 「息子の遺骸いがいを迎えるブルータス」 または 「ブルータスの邸に 息子たちの遺骸いがいを運ぶ警士たち」 です。 そう、 暗...