ヨーロッパ映画 親愛なる日記_ナンニ・モレッティ 親愛なる日記。 これは ナンニ・モレッティ監督自身が登場し 自分の体験や感想、意見などを 自由な形式で述べた シネマエッセイなんです。 面白いものを作りましたね。 映画は、3部構成になっています。 まず、第1部は ベスパに乗って ベスパとは、 1946年に登場した イタリア製の小型スクーター イタリア語でスズメバチを ...
邦画 ウンタマギルー_琉球民族の伝え ウンタマギルーとは何でしょう? これは、沖縄の西原町に伝わる 民話「運玉うんたま義留ぎるー」のことなんです。 西原町と与那原町の境にまたがる 運玉森ウンタマムイを拠点とする義賊なんですね。 でも、民話「運玉うんたま義留ぎるー」は 18世紀の初頭に活躍した義賊 今回の映画は 戦後アメリカ統治下が舞台です。 西原親方の製糖...
ヨーロッパ映画 カニバイシュ_マノエル・ド・オリヴェイラ マノエル・ド・オリヴェイラ監督の 映画「カニバイシュ」 カニバイシュとは何でしょう? この映画の原題は ポルトガル語で「Os Canibais」 訳して「人食い人種」です。 つまり カニバリズム映画なんですね。 カニバリズム映画で思い出すのは 「食人族」(1980年)でしょう、 「地獄の謝肉祭」(1980年)、 「豚小...
西洋絵画論 ジャック=ルイ・ダヴィッド ジャック=ルイ・ダヴィッド (1748~1825) 新古典主義の 代表的画家です。 ダヴィッドが活動していたフランスは、 激動期で、フランス革命や ナポレオン帝政の時代でした。 ダヴィッドは、 芸術家の枠を超えて 政治にも関わり 時の独裁者もとで実力を発揮し 「筆のロベスピエール」と呼ばれたり 「帝国における騎士ダヴィ...
アメリカ映画 ナポレオン_リドリー・スコット リドリー・スコットのナポレオン 19世紀初頭に フランス皇帝になった ナポレオン・ボナパルト(1769~1821年) の伝記映画ですね。 こういう伝記物ものは、 その人物を知らないと 映画を見ても 面白くもなんともない。 特に”ナポレオン”はヨーロッパでは 知られているかもしれないけど 日本では ナポレオンの物語を知っ...
ヨーロッパ映画 ワーテルロー_ナポレオン最後の戦い ワーテルロー。 これは1815年に行われた。 ワーテルローの戦いを描いた映画です。 ナポレオン最後の戦いとも言われています。 この映画を製作したのは、 なんと フランスではなく、 イタリアなんです。 しかも ソビエト連邦国まで加わって 壮大な映画になっています。 なんたって社会主義の国が作る映画は、 極端に言うと国民が...
西洋絵画論 ナポレオン_新古典主義~ロマン主義へ フランス革命戦争を終結した ナポレオン・ボナパルトは、 1804年に フランス皇帝として戴冠した後 今度は ヨーロッパ全土にわたる 征服戦争を展開しました。 なぜ、ナポレオンは 征服戦争を始めたのでしょう。 ここでは、 ナポレオンの戦争と 彼の思想によって 変貌するアートを見てみましょう。 ナポレオンの家系 ナポレオン...
ヨーロッパ映画 ナポレオン_アベル・ガンス アベル・ガンスの「ナポレオン」 ナポレオン・ボナパルトは 18世紀末から19世紀初頭にかけて活躍した フランスの政治家・軍人です。 この映画は ナポレオンの幼少期から 1797年(28歳)の イタリア方面軍司令官時代までを 映像化! 3時間55分の見ごたえある作品でした。 ナポレオン・ボナパルトは 1769年にコルシカ...
西洋絵画論 タリアン夫人_レカミエ夫人_ジョゼフィーヌ タリアン夫人、レカミエ夫人、ジョゼフィーヌ! フランス革命から ナポレオンの時代になるまで つまり 1794年のロペスピエール失脚から 1804年のナポレオン第一帝政まで フランス史では 総裁そうさい政府(1795年~1799年) 統領とうりょう政府(1799年~1804年) の時期がありました。 そして その統領とう...
西洋絵画論 サビニの女たち_ルイ・ダヴィッド 古代の戦争画です。 でも、不思議です。 何故か中央に 白い服の女性が 両手を広げて 仲介に入っています。 こんなことがあるのでしょうか? この絵のタイトルが 「サビニの女たち」です。 サビニとは 古代の部族、 サビニ人のことを言います。 イタリア半島の ティベリス川一帯に 住んでいた部族です。 「サビニの女たち」とは ...
生活・暮らし 水道水を飲み続けると?発がん性!PFAS? 水道水を飲み続けると どうなるのでしょう? 最近、PFAS問題で、 今まで安心・安全と思っていた 水道水に疑問を感じるようになりました。 考えてみると 水道水を沸騰して飲んだり 浄水器を使って飲んでいる人もいます。 そもそも水道水は 安全なのでしょうか? そして 体にどんな影響を 与えるものなのでしょうか? そもそも...
日本史 縄文時代は、いつから?何年前? 縄文時代とは、旧石器時代の後、 いまからおよそ1万3千年前に始まり 約1万年続いた時代を指します。 縄文という名前の由来は、 この時代の土器が 最初に見つかった時に 縄を使ってつけられた文様があったので 「縄文」と名づけられました。 縄文土器の 文様を作ろう! - 狭山市 縄文時代は 世界史の枠組みで言えば 新石器時代...
ヨーロッパ映画 ダントン_アンジェイ・ワイダ ダントン 誰でしょう この人ね フランス革命で活躍した 代表的な政治家(革命家)なんですね。 前回の記事 「マラーの死」 にも出ていた人物です。 山岳派の指導者 ダントン、マラー、ロベスピエール の3巨頭の話をしましたね。 マラーは前回の記事で 暗殺されてしまいました。 ロベスピエールについては 他の記事にも何回か出て...
西洋絵画論 マラーの死_フランス革命Ⅳ フランス革命を描いた絵画 第4回 今回は、殺人現場の絵です。 男が上半身裸になっています。 そして下半身は何かに 入っている様子です。 右手に羽ペン 左手に筆跡のある紙をもっています。 何か書いていたみたいです。 そして右鎖骨の下に切り傷の痕 血が出ています 床に、そのナイフが落ちています。 彼は両手がふさがっています...
西洋絵画論 自由か死か_フランス革命Ⅲ フランス革命を描いた絵画 第3回 今回は、この奇妙な絵からです。 中央に頭から炎が出ている 天使がいます。 向かって左には 不思議な物をもった女性... 女性の頭には☆があります。 向かって右には 骸骨が... 💀は死神でしょうか? この絵のタイトルは 「自由か死か」です。 選択です。 そうなると どう...
ヨーロッパ映画 ベルサイユのばら_ジャック・ドゥミ キャッチコピー オスカルが帰ってくる 軍服の下に 真紅の情熱をひめて 前々回の 「テニス・コートの誓い」 そして 前回の 「バスティーユ牢獄の破壊」 となると もう、これを見るしかないですね。 そう 『ベルサイユのばら』です。 ルイ15世末期から アントワネット処刑までを描いていて 主人公のオスカルは バスティーユ牢...
西洋絵画論 バスティーユ牢獄の破壊_フランス革命Ⅱ フランス革命を描いた絵画 第2回 今回は、大きな建物が主役です。 この建物は、 かつてパリの東側を守る要塞として 1370年に建てられたものです。 建物の名はバスティーユ(Bastille) フランス語で「要塞」を意味します。 この「要塞」が、 1659年以降、 洲の刑務所として使われ バスティーユ牢獄ろうごくとなり ...
健康 包茎じゃない人って? あるYouTuberが包茎だったことで 話題になっていますが、 包茎じゃない人って実は少なく ある調査だと73%の日本人が包茎だったという 結果が出ています。(マジかよ) 詳しくは、こちらのサイトを見てね ↓ 「包茎はダメ、じゃない」 これは、驚き、深刻な問題です。 それじゃ 包茎じゃない人の男性器とは どんなものなの...
西洋絵画論 テニス・コートの誓い_フランス革命Ⅰ 歓喜の絵です。 そして 理想の絵です。 ここでは、 議会政治のもとで 立憲君主政という政体を樹立した 新しいフランスが描かれています。 しかし、 未完に終わっています。 なぜって? この絵の通りにならなかったからです。 逆に 血で血を洗う フランス革命になっていまいました。 一体、 「テニス・コートの誓い」とは 何なの...
西洋絵画論 息子の遺骸を迎えるブルータス_ルイ・ダヴィッド この絵を見て まず目が行くのは、3人の女性です。 そして、 女性が差し出す手の先に 担架たんかで運ばれてる足 その下に くらい場所で 一人の男が こちらを見て座っています。 この絵のタイトルは 「息子の遺骸いがいを迎えるブルータス」 または 「ブルータスの邸に 息子たちの遺骸いがいを運ぶ警士たち」 です。 そう、 暗...