ひかり_スレイマン・シセ

この映画、
西アフリカに位置する
マリ共和国の映画です。

マリ共和国の映画は
なかなか見れません。

なんで、
この映画が見れたのか？

それは、この映画が
カンヌ国際映画祭の
審査員賞を受賞したからです。

でも、
堅苦しい映画ではありません。

アフリカ部族の神話
恐るべき魔力を持った父と
同じ魔力を持った子供の
運命的な出会いと戦いを描いた
なんとも不思議な
アフリカのファンタジーなのです。

これね、ハリウッド映画みたいに
CGや特撮で派手に魔法を使ったり
しません。
ごく自然に火が発火して広がったり、
自然に虫の大群が
やってきたりしているので、
リアルです。

この映画の監督は
スレイマン・シセ
1940年に生まれた
マリ共和国の映画監督です。

でも、映画の技術・哲学は
モスクワに行って学びました。
そして、
政治的な映画を作って
世界的に知られていたんです。

そんな彼が

今回は、
私はもっと先まで
行きたいと思った。
幻想的な物語を
作ることが出来ないものか？
地球に生きる誰もが
興味を持つような作品を…

と思い、作りあげたものです。

主人公の

ニャナンコロは、
魔力で、ある部族を救って
そこの王に気に入られて
王の若き妻アトゥとできちゃった。

父のソマは

“コモ”という
秘密結社のメンバーで、
特に火を操る力は強い。

さらに
ソマにはジギと言う弟がいて

そのジギは、ニャナンコロに
“コレの翼”と言う板の武器に
魔力増大のクリスタルをはめ込み
最強の武器を完成させるなど、
ホント
ファンタジー
でも自然でリアル！映像も美しい

神？（予言者）のお告げも、

そこにいるのか？幻覚なのか？
解らない見せ方もいいね。

こういう貴重な映画が、
現在VHSビデオテープしか
見れないのが残念ですね。

あと海外版のDVDはあるけど、
出来れば、国内のＤＶＤを出してほしい
一本です。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。
　　

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キャッチコピー
“光”が言った、
大いなる未来が待つ若者よ
生は陽に輝き、
死は星に輝くと。

砂、水、炎
そして光
地球の生命の糧によって
語られる
新しいアフリカの神話

あらすじ

今から何千年もの昔、
アフリカのどこかでの物語－－。
“コモ”の秘密結社のメンバーで
恐るべき魔力を操るソマは、
一人の男を殺そうと国中を探し回っていた。

実はその男とは、
彼と同じ魔力を持つがゆえに父から追われ、
母と共に十数年の間逃走生活を送っていた
ソマの実の息子ニャナンコロであった。

父が近くに迫ってきた時、
母は息子に魔法のクリスタルを委ね、
盲目の叔父ジキを訪ねるよう命じる。

旅の途中ニャナンコロは、
羊泥棒に間違われプール族の
兵士に捉えられるが、
逆に魔法の力で金縛りにしてしまう。
やがてプールを襲った敵を
追い払うニャナンコロを見た王は、
彼に王の最も若き妻アトゥの
うまずめの病を治療するように言うが、
二人は儀式の最中恋におち、
王の許しを得てジギを訪ねることになる。

ジギは二人に不思議な予言を聞かせ、
アトゥにニャナンコロの子を
身ごもっていることを告げるのだった。

そして彼は…

《MOVIE WALKER PRESS》より

Data

１９８７年	マリ共和国
製作監督/脚本	スレイマン・シセ
音楽	ミシェル・ポルタル
出演	イシアカ・カネニャマント・サノゴクンバ・トラオレ