バート・レイノルズが
ドル箱スターになった代表作ですね!
トランザムとは、
ゼネラルモーターズが
生産した車で
正式名称は
「ポンティアック・ファイヤーバード・トランザム」
です。
映画に登場したのは
その第2世代で
「イーグルマスク」というもの
なんとターボチャージャーが
装備していたんですね!
ターボチャージャーというと
私なんか
「マッドマックス」
を思い出すんですけど
こっちの方が
先に出ていたんですね。
気が付きませんでした。
トランザムが
第3世代になると
あのテレビドラマ
『ナイトライダー』の
ナイト2000として登場
車のことは無頓着な私ですが
凄い車種だったんですね。
ということで、、、
この映画の目玉は
カーチェイスになるのですが
映画のチラシに
と書いてあります。
これは
車に装備してある
無線、トランシーバーですね。
これが良かった!
移動しながら
遠距離通話をするなら
無線でした。
たしか
80年代ぐらいから
「自動車電話」が
車に搭載されて
車で移動しながら
通話が出来る時代になりました。
金持ちの象徴でしたね。
アメリカテレビドラマ
「マイアミバイス」でも
主人公ソニークロケットが
フェラーリ・テッサロッサを
乗り回し
「自動車電話」で
通話していましたね。
話を戻します。
この映画では
車に装備してある
無線(トランシーバー)
を使っています。
無線(トランシーバー)は
チャンネルの設定をして
送信ボタンを押して
相手に話すことができます。
トランシーバーを
使った会話は
こうです。
まず自分が
送信ボタンを押して
話をします。
バンデット!どうぞ!
話を終えたら
「どうぞ」と言って
今度は
相手の話を
聞きます。
ハイ!ハイ!
ただちに
ハイウェイ復帰します。
どうぞ!
片方が送信したら
片方が受信するという
交互通話方式になっています。
無線は電波が届く範囲なら
いくらチャンネルをあわせても
会話をひろってしまうことがあります。
だから、
主人公たちの会話を
保安官がひろってしまう
こともあるのです。
バンデット!
どうぞ!
はい、どうぞ
お前さん
追われているよ
お前さんの
現在位置は?
お前のケツに
ピッタリくっついているのが
このワシだ!
この保安官との
掛け合いも面白かった。
さらに
他のドライバーも
彼等の会話を聞いていて
主人公たちを助けるために
どこで保安官が
張っているかを知らせたり
保安官の行く手を邪魔したり
ドラマを盛り上げてくれます。
この映画の原案は
ロバート・レヴィと
ハル・ニーダム
ロバート・レヴィは
製作総指揮もしました。
一方、
ハル・ニーダムは
バート・レイノルズの提案により
この映画で
監督デビューをしましたね。
ここから
監督ハル・ニーダムと
主演バート・レイノルズの
コンビが出来て
次々と代表作が出てきます。
また共演者も良かった!
相棒のスノーマン役は
ジュリー・リード
彼はC&Wの歌手で
バート・レイノルズ初監督作
「ゲイター」にも
出演していました。
この「トランザム7000」では
ビル・ジャステスと
共同で作詞・作曲し
ジュリー・リード自身で歌っています。
自分の歌を背景に、
大型トレーラーを運転しています。
また、主人公たちを
しつこく追跡する
ビュフォード・T・ジャスティス保安官役は
ジャッキー・グリーソン
あの映画「ハスラー」で
15年間不敗の
伝説のビリアード・プレイヤー
ミネソタ・ファッツ
を演じていましたね。
この時は、
か・な・り
渋いオジサンでしたが、
ジャスティス保安官では
すごく笑わしてくれます!
この時の
ジャッキー・グリーソンは
バラエティー番組に引っ張りだこの
コメディアンになっていたんです。
さらに
シンガーソングライターの
ポール・ウィリアムズ
も出ています。
彼は、あの
カーペンターズの名曲
「愛のプレリュード」 We've Only Just Begun
「雨の日と月曜日は」 Rainy Days and Mondays
「愛は夢の中に」 I Won't Last a Day Without You
などの作詞をしているんです。
また、
彼自身が作詞・作曲した曲
Where Do I Go from Here
は、あの
クリント・イースト・ウッド監督作
『サンダーボルト』(1974年)の
主題歌になりましたね。
そんな彼が、この映画で
何の役をやっているのかと言うと
仕事の依頼人、
イーノス親子の息子の方なんです。
ここらへんが面白いですね。
そして、
サリー・フィールド
『ノーマ・レイ』や
『プレイス・イン・ザ・ハート』
と2度もアカデミー主演女優賞を受賞した
実力派ですね!
ロバート・ゼメキス監督の
『フォレスト・ガンプ/一期一会』では
立派なお母さん(ミセス・ガンプ)役を演じました。
彼女はバート・レイノルズの
パートナー役になったことで
バート・レイノルズの代表作が
次々と出ましたね。
キャッチコピー
18輪トラック軍団 大暴走!
唸りをあげてトランザムが突っ走る!
パトカー数十台も入れ乱れ
激突また激突!!
現ナマ8万ドルの儲けに
挑戦するアメリカ版トラック野郎!
テキサス州の大富豪、
イーノス親子は巷の
トラッカー(トラック運転手)に
無理難題の賭けを仕掛けていた。
それはクアーズビール400ケースを
テキサス州東部のテクサーカナで積んで
ジョージア州アトランタまでの
片道900マイル(約1450km)を
28時間で往復するというもの。
当時クアーズビールは
ミシシッピ川より東へ持ち出すと
密輸という条例があったため、
速度超過と併せて積み荷を
チェックされて逮捕され、
賭けに失敗するトラッカーが続出していた。
そこでイーノス親子は
伝説のトラッカーである
バンディットに
アトランタのトラックロデオ会場で会い、
成功報酬8万ドルでこの賭けを挑む。
《Wikipediaより》
トランザム7000は
大ヒットになり
Part3まで続きます。
次は、
トランザム7000の
part2です。
トランザム7000VS激突パトカー軍団
キャッチコピー
唸りをあげて暴れまくる
命知らずのコンボイ群
〈対〉
精鋭パトカー軍団の猛激突!
今度こそ絶体絶命か?
ハイウェイの帝王
痛快さ、更に倍増の
激烈カー・アクション巨編!
ある任務を引き受けてハイウェイを走る
トランザムと18輪トラックが
パトカー軍団を相手に
カーチェイスを展開するという
カー・アクション映画。
《映画.com より》
前作とまったく同じ
スタッフ・キャストで制作!
さらに、
近所の婦人役であの
ブレンダ・リーが出ている
これには、驚いた!
"Dynamite"ばりの
「バンデット」の言葉に、
血圧を下げるために苦戦する
ジャスティス保安官には
笑っちいます!
そして
婦人は“I'm Sorry”とは言わないで
去っていくとこも面白い。
運ぶ荷物もビールじゃなく
ある物?
それがドラマを盛り上げてくれます。
クライマックスは
60人のスタントマンを使った
100台のパトカー18台のトラック
前作「トランザム7000」から
3年後に作られた
この続編では
バート・レイノルズと
パートナー役の
サリー・フィールドは
既に付き合っていて
続編の撮影時には
2人の関係が微妙になっていたらしく
それが、
映画に反映されています。
だから、
2人の会話がリアルです。
最後は
ハッピーエンドに終わりましたが
Part3では
もう2人の姿を見ることはありません。
Data
1977/80年 | アメリカ |
監督 | ハル・ニーダム |
出演 | バート・レイノルズ サリー・フィールド |
トランザム7000 PART3
まさか、
part3が
あるとは知りませんでした。
この作品を知ったのは
『トランザム7000VS激突パトカー軍団』
のDVDを買ったら、
Part3もついていたからです。
そう
このPart3は
日本未公開なんですね!
主演はバート・レイノルズではなく
ジャッキー・グリーソンです。
つまり
”ジャスティス保安官”が主人公
とにかく、この映画は
コメディ映画!
だからと言って
面白いのかっと言うと、、
微妙です。
最後に
バート・レイノルズが
出てきますが、
本人の出演でなく
過去の映像を使いまわしただけです。
Data
1983年 | アメリカ |
監督 | ディック・ローリイ |
出演 | ジャッキー・グリーソン ジェリー・リード |