2人の男の子が
周りを見渡しながら
恐怖に慄いています。
そう、
この絵には
イングランドの
忌まわしい歴史を
顕わにした絵だったのです
この絵は
その消息不明になった
エドワード5世と
その弟
リチャード・オブ・シュルーズベリー
を描いています。
その背景はロンドン塔の中です。
ミレイは、
ロンドン塔をあらかじめスケッチしてから、
この作品に取りかかったそうです。
ロンドン塔に幽閉された
2人は
殺されたとされています。
つまり、
歴史では謎であった
2人の物語が
描かれているのです。
まさに恐怖と死を
目前とした瞬間なのです。
ミレイ鑑賞作品一覧