エリック・ロメール監督は、
小説家から始まって
映画監督になった人です。
なので、
作家性の強い映画になっています。
今回の映画も
「喜劇と格言劇」
というシリーズで
6作品の映画を作りました。
この映画は、その第3作です。
その格言とは、
クレチアン・ドラクロワの
言葉多きものは災いの元
ですね。
15歳のポーリーヌは、まだ恋を知らない。
従妹のマリオンは、夫と離婚をしようとしている。
そんな2人が、
ノルマンディーの海の近い空き家を借りて、
ひと夏を過ごそうとしていた。
その海辺には、
マリオンの昔の男友達ピエールが
サーフィンを教えている。
ピエールは、今でもマリオンが好きなのだ。
そこに民族学者のアンリが現れる。
このアンリは中年だが、
「愛に燃えてみたい」という
マリオンとしちゃった。
すっかり、
アンリのテクニックに落ちたマリオンは、
これが“愛”だと勘違いし、
のドツボにハマっていく。
その軽率なマリオンに不満なピエールは、
ある日、サーフィン帰りに
キャンディ売りの娘ルイゼットがアンリと
しているところを目撃!
一方、ポーリーヌは、
若いシルヴァンと出会い、恋をする。
ところが、
アンリ、ルイゼット、シルヴァンが
意外な繋がりになって、
物語は複雑になっていく。。。
この映画に出てくる登場人物は、全て、
恋と愛と肉欲の区別も解らず
すべてが“愛”だと思っていますね
それぞれが違う"愛"を思い描いている
そこが、この映画の見どころですね
格言の“言葉多きものは災いの元”は
ピエールが引き起こしています。
ピエールは
「愛していれば愛されたいと思う」
と言っています。
これは、
彼女はもっと俺を愛してくれ
と
一方的で自分勝手な考え、押しつけがましい。
だから、相手の気持ちを考えずに、
自分の都合のいい方へ転がるように
ペラペラ喋ってしまう。
一方、
アンリの言い分は、
いざをしてみると、
良くない、燃えない
これねー、よくわかるわ~。
これは、女性に対して
好きとか、愛しているとかではなく、
良かったか、良くなかったか。
なんだよね~。
普通で大人しい子でも、
やってみると凄くてハマっちゃう。
ってあるもんね。
(何を話しているんだ?)
失礼しました。
あっちの話でなくても、
例えば、
どんな美人でも、会話をしていて
面白くないと興ざめする感じかな~。
だから、たとえ美人でもそれまで。になる。
ある程度、年をとって、
それなりに経験を積むと
(いろんな女性を知ると)、
もう女性に対して惚れたの晴れたのは、一切ない。
だから、
この映画の男2人の恋愛感情は酷いよねー、
最低―。
一番恋を知っているのが、
恋を知らないと言っていた、
主人公のポーリーヌだったね。
ラストに、傷ついたマリオンは、こう言います。
自分に言い聞かせるのよ、
私は、
その反対のことを信じるわ
そうすれば2人共、
満足するでしょう
そう、見返りを求めない!
それでこそ恋であり、愛の始まりなのさ。
結局、何が正しいか。
なんて、本当は必要ないのよ。
人と人との関係は、互いを思い、
信じることなんだからね。
まだ恋を知らない15歳の少女ポーリーヌは、
いとこのマリオンと
ノルマンディーの避暑地で
無計画なバカンスを楽しむことに。
海に近い丘の上に建つ
空き家を借りた2人は、
マリオンの元恋人でいまだ彼女に未練があるピエールと、
その知人である
プレイボーイのアンリと出会う。
マリオンはたちまちアンリに惹かれるが、
アンリはキャンディ売りの娘
ルイゼットを部屋に誘う。
一方ポーリーヌもサーファーの
シルヴァンと急接近する。
《ザ・シネマ》より
Data
1983年 | フランス |
監督 | エリック・ロメール |
出演 | アマンダ・ラングレ アリエル・ドンバール パスカル・グレゴリー フェオドール・アトキン |
filmography エリック・ロメール 「喜劇と格言劇」シリーズ 1981年 飛行士の妻 1982年 美しき結婚 1983年 海辺のポーリー 1984年 満月の夜 1986年 緑の光線 1987年 友だちの恋人 |
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