9月です。
芸術の秋です。
そして、私の誕生日の月です。
そこで、今日は
私が絵を描くきっかけ探しの
散歩に出かけました。
まず、
私が絵を描く楽しさを教えてくれた
師匠! 建石修志先生が参加している
「精筆の画家 ミニアチュール10人展」
を見に行くため
銀座の青木画廊に行きました。
10年ぶりです。
絵画を見るのも久しぶり
物凄く刺激を得ました。
やっぱり、いいね!
そして
青木画廊の隣にある
「煉瓦亭」でお昼にすることにしました。
あの「鬼平犯科帳」の池波正太郎が
こよなく愛した洋食店。
いざ、入ってみてメニューを見たとき
ふと、
「池波正太郎が好きな食べ物が
何かあったなー 」
っと考えていた。
でも、浮かばない・・・
そのとき、地下1階の席に座ったんだけど
そこの注文を聞きに来たオバサンが,
小馬鹿にした顔で
「どうしますか?」と聞きに来た。
どうやら
私がメニューの値段を見て深刻な顔になったと見えたのだろう・・・
結局!
池波正太郎の好きな食べ物が思い出せないのでヒレカツをたのんだら
「これは、単品値段でご飯などは別料金になります。」
と言った。
「ご飯もたのみますか?」
といかにも当たり前だみたいな顔で
聞いてきた。
でも、私の場合
まず、酒のつまみとして1品頼むので
ヒレカツで一杯をするつもりだったが
お店のオバサンは
強引な態度で
"飯頼まないのか、金がないのか"
と威圧してきた。
私も、だったら他のしよう
と思いながらメニューの後ろに
「元祖オムライス」が
あったので、
もしかして池波先生が食べた!
と思い
そっちに変えて頼んだら
そのオバサンが見下しながら
ニコニコして
厨房に向かって行き
大きな声で
「あの人、ヒレカツにご飯が一緒だと思っていたみたいで,ご飯が別だと、慌ててオムライスに変えたわ 」
だの、厨房の人と、なんか
人を貧乏人扱いする小馬鹿な会話が聞こえてきた。
私は、出た出た老舗の店でありがちな
パターン。
こういう風に頭ごなしに馬鹿にされた店は
なにも、ここだけではない
以前、吉原の『桜なべ中江』でも
同じ経験をした。
私は老舗で食べるときの基本は
まず、酒のつまみとして1品頼むんだか
その1品を、それだけ食べて帰る客に見えるらしく
小馬鹿どころか貧乏人扱いをする。
こまったものだ
まあ、
私は慣れていたので
そんなことは気にせず
「元祖オムライス」とビールで
1杯やっていたら
ふと、池波正太郎が
「ポークカツレツ」が好きだったことを
思い出した。
そこで
この「元祖オムライス」だと
物足りないのもあり
「ポークカツレツ」をたのんだら
その馬鹿にしていたオバサンは
私のことを避けて見えないとこに
隠れていった。
さて
「元祖オムライス」のお味は
まあ、久しぶりにオムライスを
食べたので
ん~、久しぶりだな~程度
別に玉子がフワフワしているわけでなく
格別な違いはない
普通の喫茶店と変わらない。
「ポークカツレツ」も
たしかに表面はサクサクしていたが
ただそれだけ
家の近所でよく買う
肉屋の揚げ物と変わらない
だから
もし、味を求めてここにくるのだったら
失敗するだろう。
こういう店は
歴史ある接客をしてほしい。
老舗なら
来た客に思い出を残さないと
いけないと思うよ。
レトロな思い出!
しっかりした老舗は
最初から最後まで満足した対応だし
なんといっても店の中も
古いのに綺麗だ。
浅草の「駒形どぜう浅草本店」や
「神田まつや」などは
凄く満足した対応だった。
まあ、
ここは、2度と来ないと思い
店を後にした。
そして、
銀座から上野に向かったのであった。