エクスカリバーとは
イギリスを統一した伝説的人物
アーサー王の剣のことです。
そう、この映画は
『アーサー王伝説』なんです。
監督はジョン・ブアマン
イギリスを代表する監督ですね~。
彼が25年間も構想を温め続けていた
ライフワークがこの映画です
だから見事な映像美
戦争シーンも
聖杯捜索シーンなども
すべて美しい
ランスロットの登場も綺麗だし
モードレッドも不気味だけど
カッコイイ
そして、
アーサー王が凄くいい~
子供の時に、
この映画を見たときは
つまんないな~っと
思ってたのね。
ところが、
大人になった今(もう中年か)
ここまで気高い映画はないと
言うほど出来が良かった
禁断の愛のシーンは
3シーンもあるんだけど
これが嫌らしくない
見事な表現
音楽も
不気味なんだけど神秘的だし
戦闘シーンはあの曲でしょ
まるで神話の世界を
見ている感じ
魔法使いマーリンも
ニコル・ウィリアムソンの
演技がすばらしく存在感があるし
アーサー王が
妻のグエナビアとランスロットの
不倫を許すシーンは
ジーンときた
この映画、
最高傑作だったんだね~
ところで
この映画の原作は
ウェールズ人の騎士
トマス・マロリーの
長編作品『アーサー王の死』ですが、
ロジャー・ランセリン・グリーン
による改訂版には
あの19世紀末の
挿絵画家として有名な
オーブリー・ビアズリーが
挿絵を手掛けていますね。
この挿絵(ペン画)は
あまりにも有名で
1970年代頃に
イラストレーターを
目指していた人にとっては
あこがれの絵だったはずです。
(人それぞれですから・・)
少なくても私は
かなり影響を受けています。
話を戻しますが・・
映画のラストの神々しさ
あれ
どうやって撮影したんだろう
特撮に見えないし、
当然CGもないし
狙って撮ったんだったら
あのシーンだけでも
芸術品だ
catch copy
命を燃やして闘い
愛し、夢みた
英雄たちの壮大な
アース・ファンタジー!
鳥も獣も花も人もまだ現れず、
死が夢に過ぎなかった太古に作られた
王者の剣エクスカリバー。
魔法使いマーリンを介して
湖の精より豪族ウーサーに授けられた
エクスカリバーは、歳月を経て、
ウーサーの遺児アーサーを
新たな主として選ぶ。
王剣の持ち主、
すなわち王たる運命を背負った
アーサーを幾多の冒険が待ち受ける。
Data
1981年 | アメリカ |
監督 | ジョン・ブアマン |
出演 | ナイジェル・テリー ヘレン・ミレン ニコラス・クレイ |