アラン・ドロンは
謎のドクターとして登場。
でも、
主役ではないんですねー。
ブルターニュ地方の海辺にある
療養所が舞台で、
主役は、
アニー・ジラルド
36歳になり
体力も人生も疲れて
療養所に訪れ、
そこの
若返りの治療を受けます。
そして、
異変に気が付きます。
当時としては
面白い設定だったんでしょうね。
けど、
今では
同じ傾向のドラマや
映画は沢山あります。
だから
見ていて
ドキドキしませんでした。
展開も予想つくしね。
それでも、
ドクターである
アラン・ドロンが
すっぽんぽん(丸裸)
になって
全裸の患者(男女含めて)たちに
向かって走り出したのは
この映画最大の
“ショック療法”だろう
これには、
ビックリした。
まさか
見ている自分も
“ショック療法”
を受けてしまうとは。。
その上、
たどり着いたのは
全裸の女性患者に
とうぜん
有無も言わずに
抱きしめたところが
アラン・ドロンらしい。
さらに、
その女性を持ち上げて
海に落とした
そこも
アラン・ドロンらしい。
そして
極めつけは
ラストの
アラン・ドロンの
扱い方
これも違う意味で
“ショック療法”
を受けてしまった
いや~
しかし、
アラン・ドロンは
よくこの映画
出たね~。
ちなみに、
主役の
アニー・ジラルド
ですが
アラン・ドロンとは
ルキノ・ヴィスコンティ監督
の名作
『若者のすべて』
でも共演しています。
さらに
『ル・ジタン』 (1975)
でも共演しましたね。
また、
監督の
アラン・ジェシュアは
1967年に(この映画の前に)
『殺人ゲーム』
別名『コミック・ストリップ・ヒーロー』
という
コミックと実写を融合させた
異色作を製作しました。
一応、
ヌーヴェル・ヴァーグ作品
だそうです。
「ショック療法」の
設定が
漫画っぽいのも
そういうことかな?
それにしても
アラン・ドロンは
随所に
サディスティックな
一面を見せていましたね~。
サディストなのかな
36歳になろうとする
エレーヌは
次第にしのび寄る
老いに恐怖を感じていた。
婦人用既製服工場の
支配人をつとめ、
生まれながらの
美貌と知性で、
欲しいものは
総て手に入れて
生きてきた彼女だが、
人生に疲れ果てていた。
彼女は男友達の
ジェロームに連れられて、
ブルターニュの海辺にある
ドクター・デビレの
サナトリュームにやってきた。
《映画.com》
Data
1972年 | フランス |
監督・脚本 音楽 |
アラン・ジェシュア |
出演 | アニー・ジラルド アラン・ドロン |