2018年9月6日
バート・レイノルズは
心臓発作により亡くなりました。
82歳でした。
タフなイメージがあったし
晩年に、リメイク版
ロンゲスト・ヤード(2006年)
で若干腹は出てても
見事なトライをきめていたので
突然の訃報には
愕然としましたね。
バート・レイノルズの
ファンであった私は
彼の映画を記憶に留めておくため
ブログにも
作品紹介をしましたが
その時
彼の実績を調べていたら
この映画
『ラスト・ムービースター』
がバート・レイノルズの
遺作だと知りました。
亡くなる1年前まで
映画に出演していたんですね。
しかも
遺作は主演です。
これにはビックリしましたね。
ほんと、
遺作が主演で良かった。
彼の代表作にもなりますからね。
運命的なものを感じますね。
何と言っても
映画は売れないといけないので
主演は、若手か売れる役者が基本
なかなか
お歳を取られた役者が主役を
演じることはありません。
これが、
文学的作品や人生がテーマなもの
だと別ですが
バート・レイノルズは
アクション・コメディの人ですから
なかなかね~。。。
今のアメリカでは
クリント・イースト・ウッド
ぐらいでしょう?
んっ?
シルベスター・スターロンも
頑張っているな~。。
ま、まあ…
そんなもんです。
とにかく
バート・レイノルズの
ファンである私が
この映画を見ないと
話にならないので
見ることにしました。
映画を見て
さらにビックリ
この映画は
主演がバート・レイノルズ
というのではなく
バート・レイノルズ
そのものの物語です。
主人公の名前は
ヴィック・エドワーズですが
名前だけが違うだけで
バート・レイノルズの
映画なのです。
晩年で、ほとんど映画界から
はなれた生活をしている。
元映画スター
奥さんも子供とも同居しておらず
愛犬だけ
その愛犬も
老犬で亡くなりました。
一人になった
バート・レイノルズ
スーパーも一人で買い物
その買い物をしている姿が、
いかにも年老いている
若い女性にも相手にされない。
そんな寂しい余生を送っている
元ハリウッドスターに
映画祭の手紙がきます。
彼はしぶしぶ
その映画祭に向かいます。
この映画を見て
人間、年取って
一番厄介なのは
今までの経験で養われた
自尊心かもしれない。
それと
自ら時間を止めてしまうこと。
映画のクライマックスで
バート・レイノルズが
受賞のコメントを言います。
そのコメントは
人生において
何が大切なのかを
伝えてくれましたね。
また
映画の物語とは
関係なく
この映画に携わった
出演者、スタッフは
バート・レイノルズの
訃報を聞いたとき
さぞ、辛かったろうな~
と映画を見ながら思いました。
バート・レイノルズの
ファンである
私にとっても、
突然の訃報で
”さよなら”ではなく
最後に
バート・レイノルズらしい
映画が見れて良かった。
ラストの笑顔
最高でしたね。
かつて一世を風靡した
映画界のスーパースター、
ヴィック・エドワーズ(バート・レイノルズ)
のもとに、
ある映画祭から
功労賞受賞の招待状が届く。
歴代受賞者が
デ・ニーロやイーストウッドだと聞いて、
しぶしぶ参加したものの、
騙しに近い名もない映画祭だと知ると、
エドワーズは憤慨。
だが、
映画祭が行われていた場所は、
彼が生まれ育った街ノックスビルに近く、
過去の思い出が甦り…。
Data
2017年 | アメリカ |
監督・脚本 制作 |
アダム・リフキン |
出演 | バート・レイノルズ アリエル・ウィンター |
バート・レイノルズ鑑賞作品一覧
1972年
脱出
ウディ・アレンの誰でも…
1973年
白熱
1974年
ロンゲスト・ヤード
1976年
メル・ブルックスのサイレント・ムービー
1977年
トランザム7000
1978年
グレートスタントマン
1980年
トランザム7000VS激突パトカー軍団
1981年
キャノンボール
シャーキーズ・マシーン
1984年
キャノンボール2
シティヒート
1997年
ビーン
ブギーナイツ
2005年
ロンゲスト・ヤード
2017年
ラスト・ムービースター