これが、素直な感想です。
撮影も、わずか
45分で終了したそうです。
ちなみに、
タイトルにある
“ヴェニス”は
イタリアのヴェネツィア
ではありません。
アメリカの
カリフォルニア州ヴェニスです。
まあ・・・
それは置いといて
相変わらずチャップリンと
揉めあっています。
まったく、
仲がいいのか?
悪いのか?
この映画で
よく話題になるのが
チャップリンの扮装です。
この映画ではじめて
チョビ髭にドタ靴、山高帽
そして、
きつい上着に
だぶだぶのズボンという
「放浪紳士チャーリー」
のスタイルで登場しました。
この扮装が生まれたのが、
専門家のなかでは
この映画なのか、
次の「メイベルのおかしな災難」なのかで
議論になっていますが、
私にはどうだっていいことです。
この映画が先に上映されたのですから、
それでいいのです。
そんなことより、
この扮装は、経営者でもある
マック・セネットに
「おい、なんでもいいから、
なにか喜劇の扮装をしてこい」
と言われたチャップリンが、
衣裳部屋に行く途中に
思いついたそうで、
人の衣装を拝借して、
あの格好が生まれました。
また、セネットに
若すぎると言われたことを
思い出し、
小さな口ひげをつけたと
言われています。
でもね、
この扮装も、
ある偉大な喜劇王が
お手本なのです。
その人は、
フランス映画の
コメディアンであり
世界的大スターでもあった
彼は、1905年に
映画デビューし
たちまちアメリカをはじめ
世界各国で人気を呼びました。
エレガントでダンディーなのに
どこか抜けていて、
次々とトラブルに巻き込まれるという
ランデーの紳士スタイルは
まさに
「放浪紳士チャーリー」のお手本。
チャップリンだけでなく
バスター・キートン、
ハロルド・ロイドらに
多大な影響を与えました。
残念ながら、
第一次世界大戦に
毒ガスで体を壊し、
1925年に妻を道連れに
自殺しました、41歳です。
つまり
チャップリンは
まさにマックス・ランデーの
扮装をしたのです。
まあ、
最初はそれでいいのです。
誰しも1から
生み出すことは難儀なことです。
哲学にしても、科学にしても
誰かのアイデアをモデルにして
進化しています。
問題は、やり続けること、
それと、自分の物にすることです。
チャップリンも、
この扮装をしたから
完成したわけではありません。
「放浪紳士チャーリー」の
キャラクターが完成するには
試行錯誤しながら、
後々の名作映画になって
完成するのです。
でも、この映画を見て
改めて自分のスタイルを作るには
まず見た目も
重要なアイテムだなと思いました。
サルバドールダリの髭。
手塚治虫のベレー帽。
松本零士のドクロ
昔の人は決まっていましたね。
強烈でした。
子供の自動車競走の日。
レースの様子を映すカメラの前に
目立ちたがり屋の
放浪者チャーリーが登場し、
カメラに映ろうとしては
監督からつきとばされる。
Data
1914年 | アメリカ |
監督 | ヘンリー・レアマン |
出演 | チャールズ・チャップリン ヘンリー・レアマン |
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