映画のタイトルが
「愛する」
そして、
この映画のチラシ
なんか、
よくある文学ものかな~?
まあ
原作は遠藤周作だから
文学ものなんだろうけど
でも
監督が熊井啓だしな~
以前、
原作:遠藤周作
監督:熊井啓の
「海と毒薬」
という映画を見た時は
良かったからな~
まあ・・
平凡なタイトルだけど
とりあえず見てみるか。。。
そんな感じで
(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
映画を見ました
そしたら・・・
見ているうちに
時代のちぐはぐを感じ
もの凄く
違和感を感じましたね。
撮影風景や髪型、服装などは
当時の現代(1980~90年)なんです。
つまり
バブル時代の
トレンディドラマ
のイメージ
ところが
物語は、
町工場や風俗が出てきて
日常風景が
1950~60年代の
金の卵世代の
時に見える。
遥か昔に、
某撮影所の美術をしていた
私にとって
この違和感は
実に(。-`ω´-)
不愉快でしたね。
さらに
男女の関係も
実に大雑把な感じ。
2人の関係が
まったく見えない
本当に愛し合っているの
あやふや、モヤモヤの中
ヒロインの森田ミツが
謎の病気で施設に
入れられることに。。。
これもさ~
もったいぶることないじゃない
しかも、表現が淡々すぎて
全然感情移入が出来ない。
とうとう
ヒロインが施設に入って
吉岡努(渡部)が
見舞いに行こうとしているのを
宍戸錠が止めるんだけど…。
まあ
ここまではいいよ
でも
このあと沖縄の店で
恒例の踊りがはじまるんだけど
その時、
吉岡が踊りに参加するんだけど
なんで
満面の笑顔なんだよ
めっちゃ
楽しそうなんだけど・・・
普通なら葛藤し
その心を
打ち消すかのごとく
踊るだろ~
踊りながら、
涙が止まらないとか
ないんかい
どうなっとるんじゃ
この演出
とにかく、
吉岡努役の演技、
または
その扱い方(演技指導)が酷い。
愛しているのか
罪悪感なのかが
さっぱりわからん
最後に、
彼女に会いに行くシーンも
あまりにも淡々としている
ヒロインも
吉岡に会えない
心の葛藤や
自分がやるべき
義務感の狭間が
表現されていないので
急に泣き出し荒れたりする
1カットだけ入れても
ただの
ヒステリーにしか見えない。
この映画で
唯一、
良かったのが
岸田今日子の演技。
施設でヒロインの
ルームメイトになるんだけど
その孤独感や
葛藤の演技は見事
さすが大女優でしたね。
この映画『愛する』の
原作のタイトルは
「わたしが・棄てた・女」です。
原作のあらすじを読んだら
やはり時代設定は1950年代で
内容も若干違っています。
さらに
原作のタイトル
そのままで
「わたしが・棄てた・女」
という映画もあります。
監督は浦山桐郎
『キューポラのある街』や
『青春の門』の監督ですね。
今度は、そっちを見てみます。
東京湾を望む臨海副都心、
クリスマスの日に遊びに来た
森田ミツは、
吉岡努という
沖縄出身の青年と出会い、
2人はその夜、
当然のように結ばれる。
しかし、
その喜びもつかの間、
ミツはハンセン病と診断され、
北アルプス山麓の療養所へと
隔離されてしまう。
心細さと不安を抱える
ミツだったが、
園内の人々に温かく迎えられる。
が、
やがてミツのハンセン病は、、、
《Wikipedia》より
Data
1997年 | 日活 |
監督・脚本 | 熊井啓 |
原作 | 遠藤周作 |
出演 | 酒井美紀 渡部篤郎 岸田今日子 宍戸錠 |
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