いや~、
この映画。
昔から知っていたけど
なかなか見る機会がなかった。
と言うか、
戦争物で堅苦しい映画かな?
と思っていたので
見る気がおきなかった。
でも、
イタリア映画の名作ですから
さすがに、
見ろと言わんばかりに
突き詰められたので
見ましたよ。
そしたら、
想像していたのと
だいぶ違っていましたね。
この映画の主人公
ポーターは、
物凄くサディスト
変態ですね
この変態に
弄ばれた
ユダヤ人の少女ルチアは、
13年後に
ポーターと再会します。
そして
あの時の愛を思い出し、
2人は土壺にハマっていきます。
と、
いかにも
タイトルの「愛の嵐」みたいに
愛が深まっていく
美学的な表現に見えますけど
自分では、
ちょっと理解出来ない世界。
まず、
2人が愛してあっているか
と言えば
愛し合っているとは
思えない。
まあ、
愛の形はいろいろある
と言うけど、、、
私の目から見れば、
これは、
間違いなく
お互いを愛し合う形ではない。
ポーター自身も、
笑って
いや、そんなのとは違うんだ
まったく違う
と否定している。
例え、どんなに凄い
セックスを繰り返しても
こんな繋がりはないと思う。
セックスって、
たしかにハマってしまう
凄いセックスもあるのよ~
でもね、
終わったらそれまでなの
どんなテクニックを使って
相手をイカしたとしても
終わって、
しばらくすると
している時の感情や感覚は
全てなくなる。
映画の中でも、そうでしょう。
激しくやっても、あの程度
しかも、男は早かったね~。
凄いセックスにいたってない
だから有り得ない
でも、まあ所々の
性描写のシーンを見ていると
確かに少しは
セックスの繋がりはあるけど
セックスだけの繋がりでは
こんな深い繋がりには
ならないと思う。
つまり、この2人は
お互いに相手が
自分を必要としているのかを
身体まではって
確かめ合っているのだと思う。
痛みと癒し
そして
お互いに
自己愛の延長によって
成り立っている関係。
そこに
生きがいを感じている。
“聖書の物語”のシーンも
そう
相手を試している。
追い詰められる時も
そう
そこに自分の存在を
確かめている。
高揚によって
幸福を感じている
そして、
幸福のままで
ラストを迎える。
それ程まで、
現実の世界は2人にとって
退屈だったのかもしれない。
ポーターはこう言っています。
異常とか正常とか、
誰が決める?
あなただって
同じ穴のムジナだ
そう、
この映画はまさに
デカダンス
退廃的な生き方
そして、
その耽美主義さを
見事に表現しましたね。
退廃とは、
道徳や健全さが失われ、
病的な心持になること。
耽美主義とは
道徳功利性を廃して
美の享受・形成に
最高の価値を置くことです。
シャーロット・ランプリングが
ナチスの帽子をかぶり、
裸体にサスペンダーで歌う
あの“聖書の物語”のシーンは
まさに
デカダンスの象徴ですね。
映画史に残る名シーンです。
1957年、冬のウィーン。
とあるホテルで
夜番のフロント係兼ポーターとして
働くマクシミリアンは、
戦時中はナチス親衛隊の将校で、
現在は素性を隠してひっそりと暮らしていた。
ある日、客としてアメリカから
有名なオペラ指揮者が訪れる。
マックスはフロントに現れた
指揮者の妻を見て困惑する。
彼女、ルチアは13年前、
マックスが強制収容所で
弄んだユダヤ人の少女であったからだ。
《Wikipedia》より
Data
1974年 | イタリア |
原作・脚本・ 監督 |
リリアーナ・カヴァーニ |
出演 | ダーク・ボガード シャーロット・ランプリング |
どうしても観たい方は
動画配信で見れない映画は
これで解決!
私もお世話になっております。
好きな映画監督、作品を検索して
借りるだけ
ネットで注文、
返却はポストへ。
取扱いタイトル数、
日本最大級。
「ゲオ宅配レンタル」
映画が見れるチャンネルは
8チャンネル
とくに「ザ・シネマ」
「ムービープラス」
「WOWOWプラス」
「日本映画専門チャンネル」
は必見!映画マニア向き
【スカパー!】
お申込みから約30分で見られます!