マノエル・ド・オリヴェイラ監督の 映画「カニバイシュ」 カニバイシュとは何でしょう? この映画の原題は ポルトガル語で「Os Canibais」 訳して「人食い人種」です。 つまり カニバリズム映画なんですね。 カニバリズム映画で思い出すのは 「食人族」(1980年)でしょう、 「地獄の謝肉祭」(1980年)、 「豚小...
ヨーロッパ映画の記事一覧
ワーテルロー。 これは1815年に行われた。 ワーテルローの戦いを描いた映画です。 ナポレオン最後の戦いとも言われています。 この映画を製作したのは、 なんと フランスではなく、 イタリアなんです。 しかも ソビエト連邦国まで加わって 壮大な映画になっています。 なんたって社会主義の国が作る映画は、 極端に言うと国民が...
アベル・ガンスの「ナポレオン」 ナポレオン・ボナパルトは 18世紀末から19世紀初頭にかけて活躍した フランスの政治家・軍人です。 この映画は ナポレオンの幼少期から 1797年(28歳)の イタリア方面軍司令官時代までを 映像化! 3時間55分の見ごたえある作品でした。 ナポレオン・ボナパルトは 1769年にコルシカ...
ダントン 誰でしょう この人ね フランス革命で活躍した 代表的な政治家(革命家)なんですね。 前回の記事 「マラーの死」 にも出ていた人物です。 山岳派の指導者 ダントン、マラー、ロベスピエール の3巨頭の話をしましたね。 マラーは前回の記事で 暗殺されてしまいました。 ロベスピエールについては 他の記事にも何回か出て...
キャッチコピー オスカルが帰ってくる 軍服の下に 真紅の情熱をひめて 前々回の 「テニス・コートの誓い」 そして 前回の 「バスティーユ牢獄の破壊」 となると もう、これを見るしかないですね。 そう 『ベルサイユのばら』です。 ルイ15世末期から アントワネット処刑までを描いていて 主人公のオスカルは バスティーユ牢...
この映画の舞台は、 親ロシア派が多く占める村なんですね。 主人公は、 母親が親ロシア派の男と 強制的に再婚させられ 嫌になり、村を出ました。 そして20年の月日がたち ウクライナ紛争が始まります。 主人公の幼なじみの男は 親ロシア派に入隊しました。 そして、 目の前で、母親が 親ロシア派に殺されました。 また 主人公は...
この映画、 何で作られたと思います。 タイトルが ウクライナ・クライシス つまり ウクライナ危機 なんですね。 おどろいたことに 親ロシア派反政府軍に占領されていた イロヴァイスク市の住民は、 ウクライナ軍を残虐な軍隊だと 信じこんでいるんです。 これは、 イロヴァイスク市の住民だけでなく ロシア国民も、 ウクライナ軍...
ウクライナ映画の第二弾 として見た、この映画! ところが、監督は 大竹研吾さん。 日本人なんですね。 なので 映画のきっかけは福島原発事故なんです。 そう、あの東日本大震災です。 福島原発事故の25年前に チェルノブイリ原発事故が起きました。 その チェルノブイリ原発は 四半世紀の間に どう変わったのか? 監督は 取材...
この映画 ウクライナの ドネツク国際空港を舞台に ウクライナ&義勇軍と ”分離派”の親ロシア組織 との戦いを描いています。 驚いたことに 現在ではなく 2014年のことです。 物語の中心は もちろん ドネツク国際空港を死守する ウクライナ軍ですが、 その動機はさまざまなんですね。 そして、戦う相手は ロシア人だけではな...
ウクライナ 私の中では サッカーのACミランで 活躍していた シェフチェンコしか 思い浮かびません。 そんな、ウクライナに プーチン大統領が軍事侵攻をはじめました。 そこで、 ウクライナを知るために ウクライナ映画を見ることにしました。 その第一弾が、この映画。 「ザ・トライブ」 驚いたことに この映画に出てくる役者は...
エリック・ロメール監督は、 小説家から始まって 映画監督になった人です。 なので、 作家性の強い映画になっています。 今回の映画も 「喜劇と格言劇」 というシリーズで 6作品の映画を作りました。 最後の第6作目が この映画 「友だちの恋人」です。 その格言とは、 友だちの友だちは友だち 市役所に勤めるブランシェは、 ...
エリック・ロメール監督は、 小説家から始まって 映画監督になった人です。 なので、 作家性の強い映画になっています。 今回の映画も 「喜劇と格言劇」 というシリーズで 6作品の映画を作りました。 この映画は、その第5作です。 その格言とは、あのランボーの 心という心の燃える時よ来い ですね。 さあ、どういうことでしょう...
エリック・ロメール監督は、 小説家から始まって 映画監督になった人です。 なので、 作家性の強い映画になっています。 今回の映画も 「喜劇と格言劇」 というシリーズで 6作品の映画を作りました。 この映画は、その第4作です。 その格言とは ふたつの妻を持つ者は、心をなくし 二つの家を持つ者は、分別をなくす 20代のル...
エリック・ロメール監督は、 小説家から始まって 映画監督になった人です。 なので、 作家性の強い映画になっています。 今回の映画も 「喜劇と格言劇」 というシリーズで 6作品の映画を作りました。 この映画は、その第3作です。 その格言とは、 クレチアン・ドラクロワの 言葉多きものは災いの元 ですね。 15歳のポーリー...
エリック・ロメール監督は、 小説家から始まって 映画監督になった人です。 なので、 作家性の強い映画になっています。 今回の映画も 「喜劇と格言劇」 というシリーズで 6作品の映画を作りました。 この映画は、その第2作です。 その格言とは、ラ・フォンテーヌの 夢想にふけらない人がいようか 空想を描かない者があろうか ...
エリック・ロメール監督は、 小説家から始まって 映画監督になった人です。 なので、 作家性の強い映画になっています。 今回の映画も 「喜劇と格言劇」 というシリーズで 6作品の映画を作りました。 この映画は、その第1作です。 その格言とは 人は必ず、何かを考えてしまう です。 法学部の学生フランソワは、 郵便局で郵便の...
前編では、 この映画が 「オイデップス王」の物語で そこに、パゾリーニ監督は “エディプス・コンプレックス”を 取り入れて映画化した。 という話でした。 でも、 映画の後半を見ていると どうも違う、 話は終わっているのに 物語は続いていて 1960年代の観光地や工場地帯 生まれた場所、野原と展開していく、、、 その意味...
「世代」「地下水道」に続く アンジェイ・ワイダ 『抵抗三部作』の最終作が この映画 「灰とダイヤモンド」です。 ポーランドを代表する映画 どころか 世界の名作映画に入る 超名作です。 私も子供のころから 知っていた映画です。 しかし、 なかなか見る気が おきませんでした。 でも、 「世代」「地下水道」 と見たからには ...
この映画 ドイツ占領下のワルシャワを舞台に、 ポーランドパルチザン部隊が 迷路のような地下水道を通って 血路を開こうとする物語です。 驚いたことに このパルチザン部隊が 全滅することを 最初に言っているんです。 スタヴィンスキの脚本を 映画にする際に、 工夫を施した箇所が 二箇所あったのを憶えている。 まず、 下水道に...
プロフィール
玉武士(タマブシ)
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