ヨーロッパ映画 親愛なる日記_ナンニ・モレッティ 親愛なる日記。 これは ナンニ・モレッティ監督自身が登場し 自分の体験や感想、意見などを 自由な形式で述べた シネマエッセイなんです。 面白いものを作りましたね。 映画は、3部構成になっています。 まず、第1部は ベスパに乗って ベスパとは、 1946年に登場した イタリア製の小型スクーター イタリア語でスズメバチを ...
ヨーロッパ映画 ワーテルロー_ナポレオン最後の戦い ワーテルロー。 これは1815年に行われた。 ワーテルローの戦いを描いた映画です。 ナポレオン最後の戦いとも言われています。 この映画を製作したのは、 なんと フランスではなく、 イタリアなんです。 しかも ソビエト連邦国まで加わって 壮大な映画になっています。 なんたって社会主義の国が作る映画は、 極端に言うと国民が...
ヨーロッパ映画 アポロンの地獄&パゾリーニの物語(後編) 前編では、 この映画が 「オイデップス王」の物語で そこに、パゾリーニ監督は “エディプス・コンプレックス”を 取り入れて映画化した。 という話でした。 でも、 映画の後半を見ていると どうも違う、 話は終わっているのに 物語は続いていて 1960年代の観光地や工場地帯 生まれた場所、野原と展開していく、、、 その意味...
ヨーロッパ映画 アポロンの地獄&パゾリーニの物語(中編) 前回は、この映画が 「オイデップス王」の物語で そこに、パゾリーニ監督は “エディプス・コンプレックス”を 取り入れて映画化した。 という話でした。 でも、 映画の後半を見ていると どうも違う、 話は終わっているのに 物語は続いていて 1960年代の観光地や工場地帯 生まれた場所、野原と展開していく、、、 その意味が ...
ヨーロッパ映画 アポロンの地獄&パゾリーニの物語(前編) この映画のタイトル “アポロン”って何でしょう? それは ギリシア神話に登場する 男の神ですね。 全能の神ゼウスの息子で、 病を払う治療神でもあります。 また、 神託しんたくを授さずける予言の神でもあります。 その“アポロン”から 受ける神託しんたくが地獄である というのが、 この映画のタイトルです。 でも これはあく...
ヨーロッパ映画 愛の嵐_リリアーナ・カヴァーニのデカダンス❣ いや~、 この映画。 昔から知っていたけど なかなか見る機会がなかった。 と言うか、 戦争物で堅苦しい映画かな? と思っていたので 見る気がおきなかった。 でも、 イタリア映画の名作ですから さすがに、 見ろと言わんばかりに 突き詰められたので 見ましたよ。 そしたら、 想像していたのと だいぶ違っていましたね。 こ...
ヨーロッパ映画 新・黄金の七人7×7_あり得ない大作戦にビックリ 1965年にイタリア映画で 「黄金の七人」というものがありました。 1人の教授と謎の美女、 そして 6人の男たちによる 金の延べ棒強奪作戦です。 いや~、面白かった アルマンド・トロヴァヨーリの 音楽も最高でしたね。 この「黄金の七人」は大ヒットし、 続編まで作られました。 そして、「黄金の七人」が 主要メンバーを変え...
ヨーロッパ映画 奇跡の丘_ピエル・パオロ・パゾリーニ いや~ まいりました。 この映画 もう何回も何回も、 寝入っちゃって、 久しぶりに見るのが つらかった。 なんせ、 モノクロでしょ~う その上、 撮り方が決まっていて、 そのパターンが 眠気を誘うの。 “これ、サタンの誘惑かな~” とにかく、顔、顔、顔 動き出すとドン引き そして、 長ったらしいセリフ! その繰り返し、...
ヨーロッパ映画 自転車泥棒_ヴィットリオ・デ・シーカ この映画のラストは 衝撃でした。 今でも忘れられません。 ネオレアリズモの代表作ですね。 ネオレアリズモには 明確な定義はありません。 でも、 マーティン・スコセッシ監督は こう言っています。 ネオレアリズモは 単なるジャンルや様式ではない ~ ~ イタリアの現状を 世界に伝える運動だ。 ドキュメンタリーと フィクシ...