この映画、
何で作られたと思います。
タイトルが
ウクライナ・クライシス
つまり
ウクライナ危機
なんですね。
おどろいたことに
親ロシア派反政府軍に占領されていた
イロヴァイスク市の住民は、
ウクライナ軍を残虐な軍隊だと
信じこんでいるんです。
これは、
イロヴァイスク市の住民だけでなく
ロシア国民も、
ウクライナ軍が残虐な侵略軍だと思っていて、
プーチンが、
それを倒してくれると信じていました。
実は当時、
ロシア軍の後ろ盾を得た武装集団が
通信施設などを占拠しました。
そして、テレビ放送を
ロシアの国営放送に切り替えて
大量のプロパガンダ映像をながしたのです。
映画の中でも
ロシアのプロパガンダ映像がながれていて
ウクライナ軍が残虐なんだと
人々に洗脳させていましたね。
この映画が公開したのが、
2019年
つまり、
ロシアがウクライナを
侵攻する前のことです。
だから、
ウクライナの真実を伝えるために、
この映画が出来たんですね。
この映画は
ウクライナ軍のドンバス大隊を中心に
イロヴァイスクの戦いを描いていますが、
そこに、元ロシア指揮官の父と
ドネツク人民共和国軍に入る息子
イロヴァイスクの住民
元教師でホームレスになった男などが
出てきて、見ている側に
ウクライナとロシアの現状を
わかりやく伝えていますね。
しかし、
イロヴァイスク市の住民は
ロシア兵に酷いことをされたというのに
プーチンに言いつけば
なんとかしてくれる
と思っているのには、
おどろいた。
2014年、
クリミア併合により
ロシアとウクライナが対立、
ウクライナは政府軍と
親ロシア派反政府軍による内戦状態に陥った。
そんな中、
ウクライナ義勇兵で構成されたドンバス大隊は、
反政府軍に占領されたイロヴァイスク市に侵攻する。
激しい市街戦の末、
大隊は同市の奪還に成功するも、
介入したロシア軍に包囲されてしまった。
やがて停戦が合意され、
大隊は戦闘停止区域“人道回廊”を
通って撤退を開始するのだが……。
《WOWOW》より
Data
2019年 | ウクライナ |
監督 | イヴァン・ティムチェンコ |
出演 | タラス・コスタンチュク オレフ・ドラチ オレクサンドル・マヴリッツ |