この映画のタイトル
「白熱」って
なんのことでしょう?
原題はWhite Lighting
つまり「白い稲妻」?
主人公が
白い稲妻なのかな?
違うんです。
これはアメリカの俗語で
「密造酒」を
White Lighting
と言っていたんですね。
この映画は、
酒の密造を探るため、
服役中のゲイターが
単身で町ぐるみの
密造酒組織に挑む物語なのです。
主人公のゲイターを演じるのは
バート・レイノルズです。
まだ髭はありません。
そのせいか、どうかは判りませんが
バート・レイノルズの自身の魅力は
まだ発揮されていませんでしたね
ただ、
この映画の悪役は
ネッド・ビーティ
が演じています。
ネッド・ビーティは
ジョン・ブアマン監督の
『脱出』という
映画でデビューしました。
この映画の一年前です。
その『脱出』で
同じボート仲間が
バート・レイノルズだったのです。
ネッド・ビーティは
理不尽な被害にあいます
それを
バート・レイノルズが助けました。
でも、
この映画では、
ネッド・ビーティが
理不尽な悪役を演じ
バート・レイノルズを
追い詰めます。
ここらへんが
個人的には面白かった。
ネッド・ビーティはこの後も
『ストローカーエース』、
『スイッチング・チャンネル』
などでバート・レイノルズと
共演しましたね。
私自身でも
「大陸横断超特急」
「エクソシスト2」
「スーパーマン」
「1941」
「スーパーマンII 冒険篇」
など当時、
見る映画、見る映画
ほとんど出ていました。
さらに
90年代には
映画『レインマン』の
バリー・レヴィンソン監督が
出身地のボルティモアを舞台にした
16ミリフィルムで
ドキュメンタリータッチに
リアルな刑事ドラマを描いた
『ホミサイド/殺人捜査課』
にも出ていました。
いい「親父さん」を演じていましたね。
さて、
この映画のみどころは
🚙カーチェイスですね。
バート・レイノルズの
運転さばきが見事なこと
そして、
カット割りで見せる
オチ(結末)は
まさに映画ですね!
このユーモアが、
いかにも、
バート・レイノルズ映画の魅力です。
この後の映画で、
バート・レイノルズ=車(ドライブ)物
という図式が出来たのも納得です。
服役中のゲイター・マクラスキー
(B・レイノルズ)が、
ある町で行なわれている
酒の密造を探るため、
FBIに捜査協力を要請される。
その町の保安官が、
彼の弟を殺したと知り、
密造酒組織の秘密を追うことを
承知するが……。
《allcinema ONLINE》 より
データー
1973年 | アメリカ |
監督 | ジョセフ・サージェント |
出演 | バート・レイノルズ ネッド・ビーティ |
さらに、
3年後の1976年で
この映画「白熱(1973)」の続編
「ゲイター」
が公開されました。
「ゲイター」とは
主役の名前
ゲイター・マクラスキーから
とったもので
この映画で
バート・レイノルズは
監督デビューをしましたね。
バート・レイノルズ鑑賞作品一覧
1972年 | 脱出 ウディ・アレンの誰でも… |
1973年 | 白熱 |
1974年 | ロンゲスト・ヤード |
1976年 | メル・ブルックスのサイレント・ムービー |
1977年 | トランザム7000 |
1978年 | グレートスタントマン |
1980年 | トランザム7000VS激突パトカー軍団 |
1981年 | キャノンボール シャーキーズ・マシーン |
1984年 | キャノンボール2 シティヒート |
1997年 | ビーン ブギーナイツ |
2005年 | ロンゲスト・ヤード |
2017年 | ラスト・ムービースター |