エリック・ロメール監督は、
小説家から始まって
映画監督になった人です。
なので、
作家性の強い映画になっています。
今回の映画も
「喜劇と格言劇」
というシリーズで
6作品の映画を作りました。
この映画は、その第2作です。
その格言とは、ラ・フォンテーヌの
夢想にふけらない人がいようか
空想を描かない者があろうか
美学生のサビーヌは、
画家で妻子のある男と不倫をしていた。
そんな関係に嫌気をさしたサビーヌは、
画家と別れることに。。。。
その理由が、別の人と“結婚する”ことだった。
サビーヌは、親友のクラリスがいて
彼女はスタンドのデザイン画を描いていて
アトリエまでかまえている。
そして、医者の夫までいる。
そんな、クラリスの生活を理想として
うらやむサビーヌは、
絵の才能はまるでなし、やる気もなし。
それでも何か自分の世界を持ちたいと思っていた。
ある日、パーティーで
クラリスに紹介された35歳の弁護士エドモンドと
何気ない会話をしたサビーヌは、
“この人と結婚する”
と勝手に決めて、
パートもやめ、親兄弟に宣言!
そして、しつこくエドモンドに接近するのだった。
恐ろしいですねー、
格言が直球ですね!
サビーヌみたいな人ね!
昔は、恥じらいというものがあったので、
いなかった
(昔は良かった、ぶら~り散歩も出来た。)
でも、ここ近年では、フランスと同じ!
個人主義になってきたから
こういう人いるねー。
(ウザくて、散歩も買い物も出来ない)
現実を見ないで理想ばっかり求める!
相手に依存して生きているくせに、
人を勝手に見下して、
自分の都合が悪くなると必ず人のせいにする。
何もないのに自分の世界を持ちたがるのよねー。
さらに、最悪なのが
自分の考えていることが
相手に伝わっていると勘違いしている
勘違いしているならともかく、
それを当たり前のように行動してくるから
迷惑だよねー。
そう、完全なる自己中!
度が過ぎると、間違いなく犯罪者になる。
この映画では、サビーヌとエドモンドは
多少接点があった。
けど現実では、何の接点もない
ただ目が合っただけで
勘違いする人がいるから怖いよねー
玄関までついて来た人もいるし、
ドアを開けて誘導しようと
話しかけてきた者もいた。
野性の猿も目を合わすと、興奮して襲ってくる
だから、
外では目を合わすのを避けているんだけど、
それでも、しつこい人がいるから困るよね
ホント、気持ち悪いよ。
はっ
話がそれました。失礼しました。
この映画で、笑えたのが
変てこりんなテーマソング
オープニング画面の微妙な赤色とテーマソングが
まさに、彼女を物語っています。
さらに、この曲で踊っているのも笑えた。
冒頭とラストは、同じ通学の電車シーン
そこに、出会うべき男性がいましたね。
人との出会いは、
お互いが心で感じあわないと生まれません。
また、
自分の世界を持つには、
自分を理解したうえで努力すること。
現実を直視しましょう!
全て、相手に求めるものではない。
妻子ある画家と不倫していた美学生サビーヌ。
そんな将来のない関係に嫌気が差した彼女は、
ある日突然「結婚しよう」と思い立ち画家と別れることに。
好きな仕事を続けながら医者の夫と暮らす
親友クラリスを理想とするサビーヌは、
そのクラリスから35歳の弁護士エドモンを紹介される。
知り合うなりエドモンを結婚相手と決めつけたクラリスは、
自信満々かつ積極的にアプローチを仕掛けるが、
多忙なエドモンとすれ違い続ける。
《ザ・シネマ》より
Data
1981年 | フランス |
監督 | エリック・ロメール |
出演 | ベアトリス・ロマン アンドレ・デュソリエ アリエル・ドンバール フェオドール・アトキン |
filmography エリック・ロメール 「喜劇と格言劇」シリーズ 1981年 飛行士の妻 1982年 美しき結婚 1983年 海辺のポーリー 1984年 満月の夜 1986年 緑の光線 1987年 友だちの恋人 |
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